3mの津波の高さは、一般的な建物の1階部分の高さに相当します。強さは木造家屋が全壊する恐れがあるほどの威力で、津波警報が発表されるほど危険です。
この記事では、3mの津波の高さや強さについて解説します。また、東日本大震災で観測された津波についても触れています。
この記事を読めば、3mの津波がどれくらい危険なものか理解できるでしょう。津波の脅威について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
- 3mの津波はどれくらい?
- 【高さ】ビル1階分に相当する
- 【強さ】木造家屋が全壊する恐れあり
- 【警報】津波警報が発表される
- 東日本大震災で観測された津波の高さ
- 福島県相馬市で9.3m以上
- 地震発生から30分以内に3m以上の津波が到達
- 3mの津波がわずか数分で8m前後の巨大津波に
- 津波から身を守るための4つの行動
- 1. とにかく高いところへ逃げる
- 2. 正確な情報を入手する
- 3. 日頃から備える
- 4. 警報や注意報が解除されるまで気を緩めない
- 津波が発生した際の行動マニュアル
- 地震が起きたときに取るべき行動マニュアル
- 津波に関するよくある質問
- 5mの津波はどれくらいの被害が予想される?
- 東京都で津波が発生したらどこまで来るの?
- 津波の避難場所はどうやって調べたらよい?
- 津波3m級は即避難レベル。警報を待たずに高い場所へ逃げよう
3mの津波はどれくらい?
津波は1m程度でも人命に重大な危険を及ぼします。しかし、ニュースや速報で「3mの津波が来る」と耳にしても、どれくらい危険なのかイメージできない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、3mの津波の高さや強さについて解説します。
【高さ】ビル1階分に相当する
3mの津波は、一般的なビルの1階部分が完全に水没するほどの高さです。一般的なオフィスの天井までの高さは、平均して2.7〜3.0m程度で設計されています。
3mの津波が来ると、住宅の2階部分まで浸水する可能性があります。そのため、自宅の2階に避難しても飲み込まれる可能性は十分に考えられます。
これらの高さからわかるように、3mの津波は人間が地面の上に立っていられるレベルではありません。
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【強さ】木造家屋が全壊する恐れあり
3mの津波が来ると、木造家屋は全壊に至る可能性があるとされています。津波は木片などの瓦礫とともに押し寄せるため、大変危険です。
また、複数の波が連続して押し寄せるため、滝のような音が連続的に聞こえるといわれています。
ただし、津波の高さと被害の程度はあくまで目安です。沿岸の状況によっては、より大きい被害が出る可能性もあります。
【警報】津波警報が発表される
気象庁は、予想される津波の高さが1mを超え3m以下の場合に「津波警報」を発表します。この段階で、沿岸部や川沿いにいる方はただちに避難を開始しなければなりません。
津波は高さが1mでも人命に影響を与え、3mの高さがあると人は流れに飲み込まれます。揺れを感じたり警報を聞いたりしたときは、迷わず高台を目指して避難してください。
東日本大震災で観測された津波の高さ
2011年の東日本大震災では、想定をはるかに超える巨大な津波が襲いました。ここでは、実際に観測された記録や到達時間について解説します。
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福島県相馬市で9.3m以上
東日本大震災では、福島県相馬市において9.3m以上の津波が観測されました。9mの津波は、木造家屋だけでなく石造家屋も全壊するほどの強さです。また、鉄筋コンクリートビルでも、一部損壊する可能性があります。
また、津波が陸地を駆け上がる高さを示す遡上高については、国内観測史上最大となる40.5mが確認されています。
このように、地形によっては津波が想像以上の高さまで到達することがわかります。
地震発生から30分以内に3m以上の津波が到達
大地震発生後、津波が沿岸に到達するまでの時間は地域によって異なりますが、東日本大震災では短時間で危険な高さに達しました。
たとえば岩手県大船渡市では地震発生から約29分後、宮城県石巻市鮎川では約33分後に3mを超える津波が観測されています。この記録は、避難に使える時間がわずかしかないことを意味します。
3mの津波がわずか数分で8m前後の巨大津波に
津波の高さは一定ではなく、後から来る波と重なることで急激に増大します。東日本大震災の一部地域では、3mの津波が観測されてからわずか数分の間に、さらに7〜8m規模の津波が到達しました。
この現象は、最初に見た波の高さで「これくらいなら大丈夫」と判断することの危険性を示唆しています。たとえ3m程度の波であっても、後から巨大な津波が襲ってくる場合があります。
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津波から身を守るための4つの行動

津波から命を守るためには、迅速かつ適切な判断が求められます。具体的な行動は、以下の4つです。
ここでは、緊急時にとるべき行動を紹介します。
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1. とにかく高いところへ逃げる
津波から避難する際は、「より遠く」ではなく、「より高い場所」へ逃げるのが鉄則です。平地を長く移動するよりも、近くにある頑丈な高い建物や高台を目指しましょう。
地域によっては、津波避難場所や避難ビルを示す看板が設置されています。津波避難場所や避難ビルが近くにない場合は、鉄筋コンクリート造の堅牢な建物(最低でも3階以上・3階以上あるビル)へ避難しましょう。
2. 正確な情報を入手する
迅速かつ適切な行動を取るためにも、情報収集は欠かせません。テレビやラジオ、広報車、防災行政無線など、信頼できる情報源を優先しましょう。
インターネットやSNSなどの情報は、誤っている可能性もあります。気象庁のホームページや自治体の防災アプリ、公式SNSアカウントなど、信頼性の高い発信元を利用することが重要です。
3. 日頃から備える
津波発生時に迷わず避難するためには、事前の準備が必要です。ハザードマップを確認し、自宅や職場、学校からの安全な避難ルートを把握しておきましょう。
実際に避難経路を歩いてみて、危険な箇所や通行しにくい場所を把握するのも重要です。ブロック塀が倒れそうな場所や、看板が落下しそうな場所を避けてルートを選定しましょう。
4. 警報や注意報が解除されるまで気を緩めない
第一波が去ったり、波が低くなったように見えたりしても、警報や注意報が解除されるまでは絶対に避難場所から離れてはいけません。
津波は一度引いた後に、第二波、第三波と繰り返し押し寄せます。さらに、あとから到達する波のほうが高くなる場合もあります。
海の様子が心配で戻った結果、次の波に巻き込まれて犠牲になる事例もありました。気象庁による津波警報・注意報が解除されるまでは、高台や避難ビルに留まり続けましょう。
津波が発生した際の行動マニュアル

津波が来た場合に備えて、避難チェックリストに目を通しておきましょう。
強い揺れを感じた場合や津波警報や注意報を見聞きしたら、すぐに避難を開始します。避難の際は持ち物を最小限にし、できるだけ高い場所へ直ちに避難することが重要です。
また、津波はいつ発生するかわからないため、日頃からの備えも欠かせません。
ハザードマップで、自宅や職場周辺の浸水想定区域を確認しましょう。また、避難場所や避難ビルを確認し、安全な避難ルートを把握する必要があります。
【あわせて読みたい】津波の避難方法と対策!現在地から1番近い避難場所を調べる方法も解説
地震が起きたときに取るべき行動マニュアル

地震が来た場合に備えて、行動マニュアルを確認しておきましょう。地震が起きたとき、どこにいるかによって適切な行動が異なります。
自宅にいる場合は、机の下に身を隠しクッションなどで頭部を守ります。もし火を使っていても、無理に消しに行ってはいけません。調理中の鍋が落ちてくるなどして、火傷する危険があります。
屋外にいるときは、外壁や看板、ガラスなどの落下に注意が必要です。カバンなどで頭部を守りながら、安全な場所に移動しましょう。
津波に関するよくある質問
最後に、津波に関するよくある質問に回答します。
5mの津波はどれくらいの被害が予想される?
5m規模の津波は、木造家屋が全壊する可能性が高く、石造家屋や鉄筋コンクリート造の建物でも被害が生じる恐れがあります。また、この規模の津波が予想される場合、通常は大津波警報が発表され、ただちに避難しなければなりません。
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東京都で津波が発生したらどこまで来るの?
東京周辺は複数のプレートが重なり合っているため、地震の種類によって東京湾に到達する津波の高さや影響範囲が異なります。
たとえば南海トラフ地震の場合、中央区や港区、江東区などの湾岸エリアで注意が必要です。
津波の避難場所はどうやって調べたらよい?
各自治体が発行するハザードマップや、国土交通省が運営するポータルサイトで確認できます。
自宅周辺だけでなく、通勤・通学路にある避難ビルや高台もあわせてチェックしておきましょう。調べ方の詳細は以下で説明しています。
【あわせて読みたい】津波の避難方法と対策!現在地から1番近い避難場所を調べる方法も解説
津波3m級は即避難レベル。警報を待たずに高い場所へ逃げよう
3mの津波は、建物の1階部分に達する高さに相当し、木造家屋を全壊させるほどの破壊力をもっています。予想される津波の高さが3mに達する場合、気象庁から津波警報が発表されます。津波警報を見聞きしたら、ただちに避難しなければなりません。
過去の東日本大震災でも、この規模の津波が甚大な被害をもたらしました。地震発生から30分以内に到達し、3m規模の津波が観測されたあと、後続の波が重なり、8m以上に達した事例も確認されています。
「3mくらいなら大丈夫」という油断は命取りになります。津波警報が発表された場合や、強い揺れを感じた場合は、海の様子を見に行くことなく、ただちに高台や頑丈な建物の上階へ避難してください。
また、日頃から行動マニュアルをチェックし、備えておくことが重要です。この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ今日から備えを始めてみてください。

