屋内で過ごしているときに雷が鳴ったら、速やかに建物の壁や電気器具から離れましょう。屋内であっても、雷の電流が壁や配線などを伝って侵入する恐れがあるためです。
この記事では、雷が鳴ったときの安全な過ごし方を解説します。また、避けるべき行動やブレーカーが落ちた場合の対処法についても触れています。
この記事を読むことで、雷が鳴った際に取るべき行動や注意点を理解できるでしょう。雷への対策を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
- 雷が鳴ったらどうする?家での安全な過ごし方
- 雷が鳴ったら家の中でしてはいけないNG行動
- 1. 窓や外壁、金属製のものに近づく
- 2. 家電のコンセントやケーブルに直接触れる
- 3. 水を使用する
- 4. 外の様子を見に出る
- 雷の影響でブレーカーが落ちる原因
- 原因1. 漏電によるブレーカーの作動
- 原因2. 電気ノイズによる誤作動
- 原因3. 雷サージの影響
- 【種類別】雷でブレーカーが落ちた場合の正しい対処法
- 1. 漏電ブレーカー
- 2. アンペアブレーカー
- 3. 安全ブレーカー
- 雷でブレーカーが落ちた場合の注意点
- 電気機器が故障していないか確認する
- 漏電が疑われる場合は専門業者へ相談する
- ブレーカーを上げても復旧しない場合は電力会社に確認する
- 雷が鳴ったときは身の安全を確保しよう
雷が鳴ったらどうする?家での安全な過ごし方

雷鳴が聞こえたら、速やかに建物の壁や天井、電気器具から離れて身の安全を確保しましょう。屋内であっても、雷の電流は外壁や電気配線などを伝って侵入する恐れがあるためです。
特に、壁や柱、天井、電気器具などからは1m以上離れることが推奨されます。
雷が鳴ったら家の中でしてはいけないNG行動
屋内は屋外に比べて安全ですが、雷が鳴ったときは家の中でも以下の行動は危険です。
身の安全を守るためにも、あらかじめ危険な行動について理解しておきましょう。
1. 窓や外壁、金属製のものに近づく
室内にいるときは、安全のため窓や外壁、金属製のものから離れましょう。
窓のサッシや壁の内部には金属製の部材や配線などが使われているため、落雷時は電流の影響を受ける可能性があります。そのため、室内では壁からは1m以上離れた状態で過ごすようにしましょう。
2. 家電のコンセントやケーブルに直接触れる
雷が鳴っている間は、家電のコンセントやケーブルに直接触れるのは危険です。近くに落雷すると、電話線やアンテナ線などを通って「雷サージ」と呼ばれる高い電圧が室内に侵入し、感電する恐れがあります。
パソコンやテレビなどの電子機器は、雷サージの影響を受ける場合があります。パソコンやスマートフォンを充電中に雷が鳴った場合は、充電ケーブルやコンセント部分に触れないようにしましょう。
3. 水を使用する
雷が鳴っている間は、水道管や排水管などの金属製の配管から雷の電流が伝わり、感電につながる恐れがあるため、水回りの使用を控えましょう。
入浴やシャワー、食器洗い、洗濯などの水回り作業はできるだけ避け、雷がおさまるまで待つようにしましょう。
4. 外の様子を見に出る
雷が聞こえている間に屋外へ出ることは、落雷に遭う危険があるため避けましょう。ベランダや庭などの開けた場所は、自分自身が周辺で目立つ存在となり、雷が落ちる危険性が高まります。
また、軒下にいても十分な安全は確保できません。建物の外周付近では、触れていなくても落雷の影響を受ける可能性があります。雷鳴が聞こえなくなってから30分以上経過するまでは、屋内の安全な場所で待機しましょう。
防災エナジーでは、今後もみなさまに役立つ情報をお届けするため、
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雷の影響でブレーカーが落ちる原因

雷の影響でブレーカーが落ちた場合、主に以下の3つの原因が考えられます。
ここでは、それぞれの原因を解説します。
原因1. 漏電によるブレーカーの作動
落雷により電気設備に異常な電流や電圧が発生すると、漏電ブレーカーが作動して電気が遮断されることがあります。これは、感電や火災などの二次被害を防ぐための安全装置が作動するためです。
漏電が発生する主な要因はいくつかあります。たとえば、落雷により発生した異常電流や過電圧の影響で電気機器や配線が損傷し、漏電が発生する場合があります。
また、雷に伴う激しい雨によって屋外の電気設備に雨水が侵入し、漏電が引き起こされるケースもあるでしょう。
漏電ブレーカーが作動した場合の対処法は、「【種類別】雷でブレーカーが落ちた場合の正しい対処法」で詳しく解説します。
原因2. 電気ノイズによる誤作動
落雷時に発生する電気ノイズは、ブレーカーの誤作動を引き起こす原因の1つです。
本来、漏電ブレーカーは漏電を検知するための装置ですが、雷による強い電気ノイズの影響で誤作動を起こし、回路を遮断することがあります。
この場合、実際に漏電や故障は発生していないことも多く、ブレーカーを入れ直すだけで復旧する場合があります。
原因3. 雷サージの影響
落雷に伴う雷サージが屋内の配線に侵入すると、電気設備を保護するためにブレーカーが作動することがあります。雷サージとは、雷によって生じる瞬間的な高電圧や過電流(大きな電流)のことです。
雷サージは、落雷地点から半径約2kmもの広範囲に影響を及ぼすことがあるといわれています。周辺で発生した雷サージは、電線や電話線、通信ケーブルなどから侵入するため、遠くの落雷であっても影響を受ける可能性があります。
出典:一般財団法人 全国自治協会│公共施設のための雷害対策ガイドブック
【種類別】雷でブレーカーが落ちた場合の正しい対処法

雷でブレーカーが落ちた場合、ブレーカーの種類によって正しい対処法が異なります。ここでは、各ブレーカーの対処法を解説します。
※住宅によってブレーカー構成が異なるため、取扱説明書や分電盤の表示を確認してください
1. 漏電ブレーカー

漏電ブレーカーが作動した場合、家屋内のどこかで漏電や電圧異常が発生している可能性があります。火災や感電のリスクが高いため、速やかに以下の対応をおこないましょう。
- すべてのブレーカーをOFFにする
- アンペアブレーカーと漏電ブレーカーをONにする
- 安全ブレーカーを1つずつONにし、漏電ブレーカーが落ちるかどうか確認する
- 漏電箇所を特定したら、その場所の安全ブレーカーはOFFのままにする
- 漏電箇所以外の安全ブレーカーをONにする
- 漏電が疑われる家電のコンセントや配線を抜く
- 電力会社や電気工事店等に漏電の点検や修理を依頼する
ブレーカーを復帰しても再び漏電ブレーカーが落ちる場合は、使用を中止して専門業者へ相談しましょう。
2. アンペアブレーカー

アンペアブレーカーが落ちるのは、一度に使用した電流量が契約内容を超えたことが原因です。また、落雷の影響によって一時的に電圧や電流が不安定になり、ブレーカーが作動するケースもあります。
アンペアブレーカーが落ちた場合は、以下の対応をおこないましょう。
- アンペアブレーカーが落ちる直前に使用していた家電の電源を可能な限り切る
- アンペアブレーカーをONにする
- 電気がついたことを確認し、一度に使う家電を減らす
基本的には、ブレーカーのレバーを再び上げるだけで電気が通ります。ただし、再稼働時の負荷を抑えるため、使用する家電の数を減らすなどの見直しが必要です。
3. 安全ブレーカー

安全ブレーカーには特定の回路ごとに電気を遮断する役割があり、その回路での電力使用量が一定を超えた際に作動します。そのため、どの回路でブレーカーが落ちたのか確認が必要です。
- 安全ブレーカーが落ちた場所を確認する
- 安全ブレーカーが落ちた場所で使っていた家電の電源を切るか、コンセントから抜く
- 安全ブレーカーのスイッチをONにする
- 1つのコンセントで使う家電を減らす
なお、ブレーカーを復帰しても再び作動する場合は、回路の過負荷や電気設備の異常が考えられます。無理に何度も復旧させず、原因を確認しましょう。
雷でブレーカーが落ちた場合の注意点
雷でブレーカーが落ちた際は、復旧後も機器や電気設備に異常がないか確認することが大切です。特に、以下の3点に注意しましょう。
ここでは、それぞれの注意点を解説します。
電気機器が故障していないか確認する
落雷でブレーカーが落ちた場合、復旧後に接続した家電や電子機器が正常に動作しているか確認しましょう。落雷による雷サージによって、故障している恐れがあるためです。
もし異臭や発熱、異音、誤動作などの異常が見られる場合は、すぐに使用を中止して電源プラグを抜きましょう。また、テレビや炊飯器などのタイマーや設定が初期化されている場合もあるため、必要に応じて再設定が必要です。
漏電が疑われる場合は専門業者へ相談する
漏電の疑いがあるときは、二次被害を防ぐため直ちに電気工事店などの専門業者へ相談しましょう。電気設備に異常がある状態で通電を続けると、火災や感電を引き起こす恐れがあるためです。
ブレーカーを上げ直してもすぐに落ちてしまう場合は、回路のどこかで漏電が継続している可能性があります。自己判断で解決しようとせず、専門家の判断を仰ぎましょう。
ブレーカーを上げても復旧しない場合は電力会社に確認する
もしブレーカーを上げても電気が復旧しない場合は、地域一帯の停電や送配電設備のトラブルが原因かもしれません。
近隣住宅でも停電している場合は、自宅以外で問題が発生している可能性があります 。自分で対処しようとせず、まずはお住まいの地域の電力会社の公式サイトで停電情報を確認しましょう。
雷が鳴ったときは身の安全を確保しよう
室内で雷が聞こえたときは、窓や壁、電気器具などから離れて過ごしましょう。窓のサッシや壁の内部には金属製の部材が使われており、電流が室内に伝わる可能性があります。特に、壁や天井、電気器具からは1m以上離れることが推奨されています。
家電のコンセントに触れたり、水回りで作業したりするのも危険です。電話線やアンテナ線、水道管や排水管などの金属製の配管から、雷の電気が侵入する可能性があります。
また、外の様子を見に行くのもやめましょう。開けた場所は人が周囲で目立つ存在となり、落雷の危険が高まります。また、軒下でも建物の屋根や壁を伝った電流が空気中を飛び、触れていなくても感電する可能性があります。
雷によりブレーカーが落ちた際は、ブレーカーの種類に応じて必要な対応をとりましょう。漏電が疑われる場合は、火災や感電を防ぐためにも専門業者への相談が必要です。
雷への対策を知りたい方は、この記事で紹介したポイントを参考に安全に過ごしましょう。



