「地震には備えたいけど忙しいし後でもいいや...」
「大地震を体験した人が一番苦労したことは何だろう?」
「災害時にあってよかった避難グッズは何かある?」
地震対策をしなきゃと思いつつも、後回しにしてしまっていませんか?災害時に「あれを準備しておけばよかった」と後悔することは少なくありません。
この記事では、防災エナジー編集部が独自に調査した被災者の体験談を紹介します。大地震の際に困ったことや、実際に役立った防災グッズについても触れています。記事を読むことで、災害時にどんな備えが必要なのかわかるでしょう。いざというときに後悔しないため、ぜひ参考にしてください。
- 大地震のとき最も困ったことは?
- 生活インフラに関する体験談
- 食料・物資に関する体験談
- 避難に関する体験談
- 大地震で予想外だったことは?
- 生活インフラに関する体験談
- 自宅での体験談
- 意外と役に立った防災グッズは?
- 食品・日用品に関する体験談
- 電源・通信機器に関する体験談
- その他の体験談
- 意外と役に立たなかった防災グッズは?
- 食品に関する体験談
- 照明・電源に関する体験談
- その他の体験談
- 今になって後悔していることは?
- 物資に関する体験談
- 避難・連絡手段に関する体験談
- 交通手段に関する体験談
- 命を守るための災害対策3選
- 1. 家具の転倒防止対策
- 2. 非常用持ち出しバッグの用意・備蓄品の点検
- 3. 避難経路・連絡手段の確認
- 災害が発生した際に取るべき行動
- 1. 身の安全を確保する
- 2. 揺れがおさまったら避難する
- 3. 情報収集や状況確認をおこなう
- 被災者の体験談を参考に日頃から備えよう
大地震のとき最も困ったことは?

大地震のとき最も困ったことについて、以下のような体験談がありました。
ここからは、それぞれの体験談を紹介します。
生活インフラに関する体験談
生活インフラについて、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
水を確保するのに苦労した
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
最も困ったのは水の確保でした。断水が続き、給水所は長蛇の列で、なかなか手に入りませんでした。最初は備蓄の水でしのぎましたが、不足しそうになり、風呂の残り湯や雨水を生活用水として活用しました。また、近隣住民と協力し、給水情報を共有しながらなんとか乗り切りました。 |
停電と断水が1週間近く続いた
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 阪神淡路大震災 | |
停電と断水が約1週間続き、特に水の確保に苦労しました。近くのスーパーではすぐに水が品切れとなり、給水所まで徒歩30分かかる状況でした。 |
計画停電で暖を取れなかった
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都道府県 | 埼玉県 |
年齢 | 20代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
住んでいた地域が計画停電の対象となり、エアコンが使えず寒い思いをしました。 |
食料・物資に関する体験談
食料・物資について、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
食料品が品切れて不安になった
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 50代前半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 阪神淡路大震災 | |
阪神淡路大震災が発生した直後、食料品が売り場から消え、底知れない不安を感じました。特に、保存が効くパンやお米、インスタント食品など、日常的に使う品々が消えていったことが印象的でした。 |
トイレットペーパーの入手に苦労した
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都道府県 | 千葉県 |
年齢 | 40代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
物資の買い占めに苦労しました。情報が錯綜して、欲しいものが手に入らない状況が続きました。特にトイレットペーパーの入手が困難で、非常に印象に残っています。消耗品や保存食については、日常的に多めに備えておく必要があると感じました。 |
ガソリンスタンドで給油できなかった
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都道府県 | 青森県 |
年齢 | 10代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
スーパーやコンビニには人が殺到し、食べ物が手に入らない状態になりました。最も困ったのは、ガソリンスタンドで給油ができなかったことです。交通も麻痺していて、車がないと移動できない地域なので、とても大変でした。 |
避難に関する体験談
避難について、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
家族がどこに避難しているのかわからなかった
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都道府県 | 宮城県 |
年齢 | 40代前半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
東日本大震災が発生した日、家族はそれぞれ異なる場所にいました。地震後、家のマンションのドアが開かず、家に入れませんでした。家族の避難場所を確認するために、何カ所も体育館を回って探すのに苦労しました。 |
公共交通機関が使えなかった
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都道府県 | 神奈川県 |
年齢 | 50代前半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
東京都に出かけていた家族がいましたが、公共交通機関がすべて停止してしまいました。そこで、家族はタクシーを利用して、なんと6時間かけて帰宅しました。その途中、子どもがトイレを我慢できなくなり、道端のコンビニエンスストアでトイレを借りるという事態になりました。 |
親族の家に避難した
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都道府県 | 熊本県 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 熊本地震 | |
2回の地震で長時間停電が発生しました。家では井戸水を使っていたため、電気が復旧するまで自宅での生活ができなくなり、インフラが無事な親族の家に避難しました。避難先では3日ほど過ごし、その後インフラが復旧したため、無事に帰宅できました。 |
大地震で予想外だったことは?

大地震で予想外だったことについて、以下のような体験談がありました。
ここからは、それぞれの体験談を紹介します。
生活インフラに関する体験談
生活インフラについて、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
電話が繋がらなかった
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 40代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
電話がなかなか繋がらず、家族の無事が心配でした。また、自宅は耐震構造ではなかったため、家が崩れるのではないかと不安に感じていました。しかし、家に到着すると無事だったため、ほっとしました。 |
マンションのエレベーターが止まった
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都道府県 | 神奈川県 |
年齢 | 60代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
自宅マンションのエレベーターが停止していたため、階段で高層階までペットボトルの水を運ぶことになり、大変でした。エレベーターは1週間近く止まったままで、常に階段で移動せざるを得ませんでした。 |
情報の取捨選択が難しかった
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都道府県 | 千葉県 |
年齢 | 40代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
情報の取捨選択が非常に難しく感じました。さまざまな商品が不足した状況では、焦って不要なものまで購入してしまったという印象があります。 |
自宅での体験談
地震のとき自宅にいた方からは、以下のような体験談が寄せられました。
ここからは、1つずつご紹介します。
ピアノが目の前で倒れた
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都道府県 | 千葉県 |
年齢 | 50代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
一番驚いたのはピアノが動いて自分たちに迫ってきたことです。もしさらに大きな地震が起こったら、ピアノで圧死する可能性も考えられるという不安な思いから、地震に強い頑丈で摩擦で滑らないピアノの足に被せるアイテムをネットで探し、すぐに購入して取りつけました。 |
赤ちゃんのミルクが作れなかった
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都道府県 | 石川県 |
年齢 | 50代前半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | その他 | |
電気と水道が止まり、赤ちゃんのミルクを作れませんでした。次の地震が来るのが怖くなり、車で寝ることにしましたが、車は狭くて寒く、ぐっすり休めませんでした。 |
やかんが倒れて火傷した
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都道府県 | 新潟県 |
年齢 | 50代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
石油ストーブの地震安全装置が作動せず、母が慌てて消そうとしたところ、再び大きな揺れが来ました。そのとき、ストーブの上に乗せていたヤカンの沸騰したお湯が母の腕にかかりました。ひどい火傷を負った姿を見て、子ども心にも「機械は信用できない」と思いました。 |
意外と役に立った防災グッズは?
意外と役に立った防災グッズについて、以下のような体験談がありました。
ここからは、それぞれの体験談を紹介します。
食品・日用品に関する体験談
食品・日用品について、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
ツナ缶の油がオイルランプになった
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都道府県 | 北海道 |
年齢 | 60代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
ツナ缶の油に芯をさして火をつけ、ろうそくの代わりに灯りとして使用しました。 |
食品包装用ラップフィルムでお皿が汚れなかった
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都道府県 | 千葉県 |
年齢 | 40代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 阪神淡路大震災 | |
水が出なくなった状況で、食品包装用ラップフィルムをお皿にひいて使用しました。これによって、汚れものの心配をせずに済みました。 |
アルミホイルで寒さを耐えられた
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都道府県 | 大阪府 |
年齢 | 30代前半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
寒さに耐えるためにアルミホイルを体に巻きました。暖かさを保つのに役立ち、寒さをしのげました。 |
電源・通信機器に関する体験談
電源・通信機器について、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
手回し懐中電灯なら停電時も使えた
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都道府県 | 千葉県 |
年齢 | 50代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
手動で発電できる懐中電灯がとても役立ちました。電池がすぐに切れてしまうため、家族全員で交代しながら手動で発電し、明かりを確保できました。この体験を通じて、今後もすぐ手に取れる場所に懐中電灯を置いておきたいと改めて感じました。 |
電池式の充電器で停電時も充電できた
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都道府県 | 青森県 |
年齢 | 10代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
停電でスマートフォンの充電ができなかったため、電池式の充電器があったのはとても重宝しました。 |
手回しラジオで情報収集ができた
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
ソーラー充電器が非常に役立ちました。停電中でもスマートフォンの充電ができ、安否確認や情報収集が可能となりました。懐中電灯つきの手回しラジオも、停電時の照明と正確な情報源として大活躍しました。 |
その他の体験談
意外と役に立った防災グッズとして、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
ウォーキングシューズで長時間移動できた
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都道府県 | 千葉県 |
年齢 | 40代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 北海道地震 | |
交通機関が停止し、長時間歩く必要がありました。そこで、レザーのウォーキングシューズを使っていたのですが、これがとても役立ちました。革靴よりも動きやすく、長時間の歩行に耐えられました。 |
耳栓で避難所でも落ち着いて過ごせた
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都道府県 | 静岡県 |
年齢 | 20代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
避難時の音が不安だったので、耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを使いました。 |
ゲームで不安を紛らわせた
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都道府県 | 三重県 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 阪神淡路大震災 | |
電気もインフラも役に立たない中で、電池切れになるまでゲームボーイをして過ごしました。遊びたい年頃だったので、余震が怖い中でもゲームをして気を紛らわせられました。 |
意外と役に立たなかった防災グッズは?
意外と役に立たなかった防災グッズについて、以下のような体験談がありました。
ここからは、それぞれの体験談を紹介します。
食品に関する体験談
食品について、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
火がなくてレトルト食品を温められなかった
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都道府県 | 埼玉県 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | その他 | |
火が使えない状態だったため、レトルト食品を温められませんでした。 |
お湯がなくてカップラーメンを調理できなかった
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都道府県 | 滋賀県 |
年齢 | 60代前半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 阪神淡路大震災 | |
カップラーメンを準備していたものの、お湯が準備できなかったため、食事に困りました。 |
非常食の賞味期限が過ぎていて食べられなかった
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都道府県 | 滋賀県 |
年齢 | 40代前半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
食料を準備していたものの、賞味期限が過ぎていました。せっかく準備したのにもったいないと思いました。 |
照明・電源に関する体験談
照明・電源について、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
乾電池式の充電器では十分に充電できなかった
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
乾電池式の携帯充電器は、スマホの消費電力に対して充電量が少なく、ほとんど役に立ちませんでした。 |
懐中電灯の灯りが弱かった
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都道府県 | 広島県 |
年齢 | 30代前半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 阪神淡路大震災 | |
懐中電灯を用意していたものの、その灯りが小さすぎて、ランタンのほうが良かったと感じました。 |
その他の体験談
意外と役に立たなかった防災グッズとして、以下のような体験談がありました。
簡易トイレは狭い室内には向いていなかった
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
簡易トイレも用意していましたが、狭い室内では使いにくく、結局避難所のトイレを利用しました。 |
今になって後悔していることは?

今になって後悔していることについて、以下のような体験談がありました。
ここからは、それぞれの体験談を紹介します。
物資に関する体験談
物資について、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
そのまま食べられる食料を準備しておけばよかった
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都道府県 | 千葉県 |
年齢 | 40代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 北海道地震 | |
食品類が入手できない事態に備え、手元にそのまま食べられるものを置いておけば、もう少し余裕を持って行動できたと思います。 |
生活用水が足りずトイレや手洗いに苦労した
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
水の備蓄が足りなかったことを後悔しました。飲料水は確保していたものの、生活用水が不足し、トイレや手洗いに非常に苦労しました。風呂の水を常に溜めておく習慣があればよかったと痛感しています。今はポリタンクを使って多めに備蓄するようにしています。 |
電池やライトの準備が必要だった
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都道府県 | 滋賀県 |
年齢 | 40代前半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
電池やライトの準備が足りていなかったので、次回に備えて確認しておくべきだと思いました。 |
フル充電した充電器が必要だった
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都道府県 | 千葉県 |
年齢 | 50代後半 | |
性別 | 女性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
夫だけが帰宅難民になり、携帯の充電も切れて連絡が取れませんでした。この経験から、充電器は必ずフル充電しておき、各自で持つ必要があると強く感じました。今では、家族全員で徹底しています。 |
避難・連絡手段に関する体験談
避難・連絡手段について、以下のような体験談がありました。
ここからは、1つずつご紹介します。
家族と具体的な避難計画を立てておくべきだった
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都道府県 | 東京都 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | あり | |
体験した地震 | 阪神淡路大震災 | |
家族との具体的な避難計画を立てておくべきでした。特に、別々の場所にいるときの集合場所や連絡方法を決めていなかったことが、大きな不安を生みました。 |
避難場所や集合場所を事前に決めておくべきだった
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都道府県 | 福島県 |
年齢 | 30代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
非常事態に備えて、家族や知り合いと避難場所や集合場所を事前に決めておくべきでした。 |
交通手段に関する体験談
交通手段について、以下のような体験談がありました。
ガソリンは常に満タンにすべきだった
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都道府県 | 北海道 |
年齢 | 60代後半 | |
性別 | 男性 | |
避難あり・なし | なし | |
体験した地震 | 東日本大震災 | |
近所のスーパーの品物はすぐに無くなってしまいました。もし、遠くに買い出しに行く必要がある場合を考慮して、車のガソリンを常に満タンにしておくべきだったと感じました。 |
命を守るための災害対策3選

命を守るためには、以下のような事前の備えが欠かせません。
できることを今のうちに整えておきましょう。ここからは、それぞれの対策について解説します。
1. 家具の転倒防止対策

大きな地震が発生すると、家具が転倒する恐れがあります。転倒防止対策として確実なのは、家具を壁にL型金具でネジ止めする方法です。ネジ止めが難しい場合は、突っ張り棒とストッパーの組み合わせでも効果があります。
キャスターつきの家具は、使用時以外はロックして固定しましょう。普段あまり動かさない家具には下皿やポール式の器具を取りつけ、動かないように固定します。
テーブルやイスは、滑り止めマットを使うと転倒を防止できます。
2. 非常用持ち出しバッグの用意・備蓄品の点検
非常用持ち出し袋とは、避難時に生活に必要な最低限の物品を持ち出すための袋です。水や食料、衣類などを詰め込みます。非常用持ち出し袋は、家族全員分用意しておきましょう。
備蓄品とは、災害時に自宅で数日間生活するために必要な物品のことです。食料や水、生活用品などを用意します。食料や水は定期的に入れ替え、消費期限を確認しましょう。
非常用持ち出しバッグの中身や備蓄品の例は以下の表の通りです。
共通 | 水 食品(ご飯(アルファ米など)、レトルト食品、ビスケット、チョコ、乾パンなど:最低3日分の用意) 防災用ヘルメット・防災ずきん 衣類・下着 レインウェア 紐なしのズック靴 懐中電灯(手動充電式が便利) 携帯ラジオ(手動充電式が便利) 予備電池・携帯充電器 マッチ・ろうそく 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など) 使い捨てカイロ ブランケット 軍手 洗面用具 歯ブラシ・歯磨き粉 タオル ペン・ノート |
感染症対策 | マスク 手指消毒用アルコール 石けん・ハンドソープ ウェットティッシュ 体温計 |
貴重品 | 通帳 現金 パスポート 運転免許証 病院の診察券 マイナンバーカード |
子どもがいる家庭の備え | ミルク(キューブタイプ) 使い捨て哺乳瓶 離乳食 携帯カトラリー 子ども用紙おむつ お尻ふき 携帯用お尻洗浄機 ネックライト 抱っこ紐 子どもの靴 |
女性の備え | 生理用品 おりものシート サニタリーショーツ 中身の見えないごみ袋 防犯ブザー/ホイッスル |
高齢者がいる家庭の備え | 大人用紙パンツ 杖 補聴器 介護食 入れ歯・洗浄剤 吸水パッド デリケートゾーンの洗浄剤 持病の薬 お薬手帳のコピー |
備蓄品(お家に備えておくもの) | 食料や水(最低3日分、できれば1週間分)家族分 生活用品(ティッシュ、トイレットペーパー、ラップ、ゴミ袋、ポリタンク、携帯用トイレなど) |
いざというときに備えて、非常用持ち出し袋と備蓄品を用意しましょう。
3. 避難経路・連絡手段の確認
迅速に避難できるよう、事前に避難経路と避難場所を把握することが重要です。各自治体が避難場所を指定しており、公式サイトから確認できます。自宅や職場から近い避難場所を探し、そこまでの避難経路を確認しておきましょう。
沿岸部にお住まいの場合は、津波避難場所や避難ビル、さらには高台なども調べます。避難場所は複数確認しておくと安心です。
災害時は通信が不安定になるため、家族や知人との連絡方法を複数用意しましょう。SNSやメッセージアプリ、災害用伝言ダイヤル(171)などで安否確認が可能です。
災害が発生した際に取るべき行動
災害が発生した際は、以下3つの行動を取りましょう。
ここからは、それぞれの行動について解説します。
1. 身の安全を確保する
地震が発生したら、まずは落ち着くことが大切です。パニックにならず、周囲の状況を確認しましょう。
次に、丈夫なテーブルの下に身を隠してください。家具が落ちてきたり、倒れてきたり、揺れで移動してきたりしない安全な場所を選びます。クッションや防災ずきんなど頭を守るためのものをかぶれると安心です。
2. 揺れがおさまったら避難する
地震の揺れがおさまったら、速やかに避難の準備をします。自宅にいる場合は、まず火の元を確認し、ガスの元栓を閉めて電源を切ります。
施設内では従業員の指示に従い、落ち着いて避難しましょう。慌てて出口に駆け込むと、ほかの利用客と衝突したり、混乱を招いたりする可能性があります。
屋外では、ブロック塀やガラスの破片から離れ、安全な建物の近くへ移動しましょう。海岸付近では津波の危険があるため、すぐに高台へ避難します。警報が解除されるまで戻ってはいけません。
3. 情報収集や状況確認をおこなう
災害発生後は、正確な情報を入手することが重要です。テレビやラジオ、防災行政無線、自治体の公式SNSなどを活用し、最新の避難情報や被害状況を確認しましょう。
誤った情報に惑わされないよう、公的機関が発信する情報を優先することが大切です。また、家族や近隣住民と連絡を取り、安全を確認し合いましょう。
被災者の体験談を参考に日頃から備えよう
災害はいつどこで発生するかわかりません。被災者の体験談からも、日頃の備えが重要であることがわかりました。役立つアイテムを揃えておくことで、少しでも避難生活を安全に、快適に過ごすための準備ができます。
不安定な家具は地震の揺れで倒れてくる可能性があります。可能な場合は壁にL型金具でネジ止めしましょう。難しい場合は、突っ張り棒とストッパーの組み合わせでも効果があります。
日頃から家族や身近な人と防災について話し合うことも大切です。避難方法や連絡手段を共有しておくと、被害を最小限に抑えられる可能性が高まり、安否確認もしやすくなります。今回紹介した体験談を参考に、万が一の災害に備えておきましょう。