災害に備える

防災グッズはどこで買う?賢く揃えるための販売店と購入リストを紹介

防災グッズの購入は、用途に応じてネット通販と実店舗を使い分けると良いでしょう。ネット通販やホームセンター、100円ショップなど、それぞれの強みを活かして購入先を使い分けるのが賢い方法です。

ネット通販は品揃えが豊富で比較しやすく、実店舗は実物を確認でき即時購入が可能です。両方を活用することで、必要な防災用品を無駄なく揃えられます。

この記事では、忙しい方でも効率よく防災グッズを揃えるための購入方法を紹介します。防災グッズの準備を今日から始めたい方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

防災グッズはどこで買う?ネット通販と実店舗の使い分けが大切

防災の日

防災グッズの購入には、ネット通販と実店舗の使い分けがおすすめです。防災グッズを1カ所ですべて揃えると、持ち帰るのが大変だったり、割高になったりする可能性があります。そのため、効率よく備えるには、購入場所ごとの特徴を理解したうえで使い分ける方法が有効です。

セット商品は品揃えが豊富なネット通販で、消耗品は安価な100円ショップで、というかたちで使い分けるのがポイントです。自分の生活スタイルに合わせて、無理なく買い揃える計画を立てましょう。

【比較一覧】防災グッズを販売している店の特徴とおすすめのアイテム

以下の表は、防災グッズを販売している店の特徴とおすすめのアイテムをまとめたものです。

販売店特徴おすすめの購入品
ネット通販・重い荷物を配送可能
・種類が豊富
・防災リュックセット
・ポータブル電源・ソーラーパネル
・長期保存水
・長期保存可能な非常食
ホームセンター・実物を確認できる
・大型用品が充実
・簡易トイレ
・カセットコンロ・ボンベ
・ブルーシート・養生テープ
・センサーライト
・突っ張り棒
暮らしの専門店・機能的でデザイン性が高い・インテリアに馴染むLEDランタン
・折りたたみヘルメット
・ウォーターボトル入り防災セット
・おいしいレトルト食品
100円ショップ・消耗品が安価に揃う・ウェットティッシュ
・厚手のポリ袋・簡易給水バッグ
・アルミブランケット・レインコート
・乾電池
・歯磨きシート
アウトドア用品店・耐久性が高い
・防寒対策に強い
・踏み抜き防止インソール(防災・作業用)
・滑りにくい安全靴
・防寒・防水レインウェア
・耐切創手袋
・寝袋

防災グッズを取り扱うお店は多岐にわたり、それぞれ得意とする分野が異なります。各店舗の特徴を把握し、必要なアイテムを最適な購入先で購入しましょう。

ネット通販|防災セットや重い備蓄品の購入に便利

Amazonや楽天市場などのネット通販は、防災グッズを揃える際にとても便利です。特に、水や非常食などの重い荷物を自宅まで配送してもらえる点は、大きなメリットといえます。

また、プロが監修した「防災リュックセット」も多く、レビューを参考にしながら自分に合った商品を選べます。店舗を回る時間が取れない方でも、スキマ時間に比較検討できるため、効率的に準備を進められるでしょう。

さらに、送料無料の条件を活用したり、ポイント還元率の高い時期に購入したりすれば、コストを抑えながら備蓄を整えられます。

おすすめの防災グッズ

ネット通販で購入するのにおすすめなのは、以下のものです。

  • 防災リュックセット(一式揃ったもの)
  • ポータブル電源・ソーラーパネル
  • 長期保存水(2リットル×6本などのケース商品)
  • 長期保存可能な非常食(アルファ米など)

特に、「防災リュックセット」は必要なアイテムが一通り揃っているため、最初に購入すると良いでしょう。まずはベースとなるセットを通販で購入し、足りないものをほかの店舗で買い足す流れをおすすめします。

ホームセンター|大型用品や保存食がすぐ手に入る

カインズやコーナンなどのホームセンターは、防災用品の取り扱いが充実しています。実際に商品を手に取ってサイズや質感を確認できるため、購入後のミスマッチを防げます。

特に、家具の転倒防止ポールやブルーシートなどの大型防災用品は、配送を待たずにその日のうちに持ち帰れる点が魅力です。

また、トイレットペーパーやカセットボンベなどの日用品も安価に購入でき、普段の買い物のついでに防災コーナーをチェックできます。

おすすめの防災グッズ

ホームセンターで買うべきアイテムは、以下の通りです。

  • 簡易トイレ
  • カセットコンロ・ボンベ
  • ブルーシート・養生テープ
  • センサーライト
  • 突っ張り棒

LEDランタンや懐中電灯などの照明器具も、店頭サンプルで明るさを確認できる場合があります。

また、簡易トイレは防臭性能が高い製品を選ぶのがポイントです。ホームセンターなら種類も多く、性能を比較して選べます。

ニトリやハンズなどの暮らしのお店|機能的なグッズが豊富

ニトリやハンズなどの生活雑貨の専門店では、機能性とデザイン性を兼ね備えた防災グッズが見つかります。部屋のインテリアに馴染むシンプルなデザインの商品が多く、普段使いしながら備えられる点も魅力です。

ニトリでは車中泊用の防災セットや、停電時に光るデザイン性の高いLEDランタンがあります。ハンズなどの専門店では、防災士が監修した商品が販売されていることもあり、実用的なアイテムや最新の便利グッズが揃っています。

スタッフに相談しながら商品を選べる点も、初心者には心強いでしょう。

おすすめの防災グッズ

専門店で買うべきアイテムは、以下の通りです。

  • インテリアに馴染むLEDランタン
  • 折りたたみヘルメット
  • ウォーターボトル入り防災セット
  • おいしいレトルト食品

普段の生活空間に置いていても違和感のないグッズを選ぶと、しまい込まずに日常的に手の届く場所へ保管できます。すぐに取り出せる場所にあれば、緊急時の迅速な避難行動につながります。

100円ショップ|衛生用品や小物の調達に最適

ダイソーやセリアなどの100円ショップは、細かな消耗品や衛生用品を揃えるのに最適です。すべての防災グッズを100円ショップで揃えるのは品質面でやや不安が残る場合もありますが、補助的なアイテムの調達には役立ちます。

たとえば、ウェットティッシュやポリ袋、アルミブランケットなどは、高価なものでなくても十分に機能します。家族の人数分を揃えても費用負担が少なく、定期的な買い替えもしやすいです。

おすすめの防災グッズ

100円ショップで購入するのがおすすめなアイテムは、以下の通りです。

  • ウェットティッシュ(除菌・体拭き)
  • 厚手のポリ袋・簡易給水バッグ
  • アルミブランケット・レインコート
  • 乾電池(ストック用)
  • 歯磨きシート

100円ショップの商品は、あくまで予備や使い捨ての消耗品として割り切って利用するのが賢い使い方といえるでしょう。

アウトドア用品店

ワークマンやモンベルなどのアウトドア用品店は、過酷な環境に耐えうる高機能なウェアやグッズの宝庫です。近年では、その耐久性とコストパフォーマンスの高さから、防災用として注目を集めています。

特にワークマンでは、ガラス片から足を守る「踏み抜き防止インソール」や、切創に強い「耐切創手袋」などが購入できます。

避難時の移動や、瓦礫の片付け作業を想定した場合、身を守る装備はアウトドアブランドの製品が安心です。防寒着やレインウェアも、動きやすく丈夫なものを選べます。

おすすめの防災グッズ

アウトドア店で買えるおすすめのアイテムは、以下の通りです。

  • 踏み抜き防止インソール
  • 滑りにくい安全靴
  • 防寒・防水レインウェア
  • 耐切創手袋
  • 寝袋

避難所生活では、床からの冷え対策が健康を守るうえで必要です。アウトドア用のマットや寝袋は断熱性が高く、コンパクトに収納できるため、家族分を用意しておくとよいでしょう。

通販と実店舗を使い分けて防災グッズを購入する3つの手順

STEP 手順

効率よく防災グッズを揃えるには、購入する順番もポイントです。まずは全体のベースとなる備えを整え、そこに足りないものを足していく手順で進めると、買い忘れや重複購入を防げます。

以下の3ステップに沿って進めると、忙しい方でも短期間で必要な備蓄品を漏れなく揃えられます。

  1. ネット通販でベースとなる防災セットを揃える
  2. 100円ショップやホームセンターで不足分を買い足す
  3. スーパーで水や食料を日常的に買い足して備蓄する

それぞれのステップでどの購入先を利用すべきか、具体的に見ていきましょう。

ステップ1. ネット通販でベースとなる防災セットを揃える

まずは、Amazonや楽天市場などのネット通販を利用して、ベースとなる「防災セット」を購入しましょう。

防災セットには水・非常食・簡易トイレ・ラジオなど、避難に必要な基本的なアイテムが一通り含まれています。これらを自分で一つずつ選んでリュックに詰めるのは大変な手間ですが、セット品なら届いたその日から備え整うのが魅力です。

重い荷物を運ぶ必要もなく、レビューも参考にしながら必要なものが入っている商品を比較して選べます。まずは家族の人数分を確保しておくと安心です。

ステップ2. 100円ショップやホームセンターで不足分を買い足す

防災セットに含まれていないアイテムは、100円ショップやホームセンターで買い足しましょう。

防災セットが届いたら、まず中身を確認し、自分や家族にとって足りないものをリストアップします。たとえば、女性の場合は生理用品やスキンケア用品、子どもがいる家庭ではおもちゃやお菓子などが追加で必要になるでしょう。

衛生用品や小物は100円ショップで、家具の固定器具や追加の簡易トイレはホームセンターで、というように購入先を使い分けるとスムーズです。

ステップ3. スーパーで水や食料を日常的に買い足して備蓄する

最後に、水や食料の備蓄量を増やします。防災リュックに入っている食料だけでは、避難生活が長引いた場合に不足する恐れがあります。普段利用するスーパーで、水や食料を日常の買い物の中で買い足し、備蓄しておきましょう。

同時に、ローリングストック(普段使いしながら備蓄する方法)を取り入れるのもおすすめです。缶詰やレトルト食品、ペットボトルの水などを多めに購入し、古いものから順に消費して、使った分だけ買い足します。

特別な非常食を大量に買い込む必要がなく、賞味期限切れによる廃棄も防げます。日常の買い物の延長で、無理なく備蓄を継続できるでしょう。

防災グッズを購入する際の3つのポイント

購入する場所と手順が決まったら、以下の基準で商品を選びましょう。

  1. 防災バッグは重さを確認する
  2. 賞味期限の管理がしやすいものを選ぶ
  3. 命に関わるものは専門店から購入する

これらを押さえれば、実用的で安心できる備えが可能です。ここからは、それぞれのポイントを解説します。

ポイント1. 防災バッグは重さを確認する

防災リュックを作る際、あれもこれもと詰め込みすぎて重くなりすぎるケースがよく見られます。避難時に無理なく背負って移動できなければ本末転倒です。

一般的に、防災リュックとして無理なく持ち出せる重さの目安は、男性で約15kg、女性で10kgといわれています(体力や年齢によって差があります)ネット通販でセット品を購入した場合も、実際に背負って家の中を歩き、無理なく持ち運べるか確認しましょう。

重すぎると感じる場合は、水の本数を減らして別の場所に保管するなど、中身を厳選して調整します。子どもには、自分の着替えやお菓子など、軽いものを持たせるようにしましょう。

ポイント2. 賞味期限の管理がしやすいものを選ぶ

非常食や保存水は、賞味期限の管理が必須です。気づかないうちに期限が切れていて、いざというときに口にできない事態は避けなければなりません。基本的には、3〜5年程度の長期保存が可能な商品を選ぶと、入れ替え頻度が少なく管理が楽になります。

一方、スーパーで購入するレトルト食品などは期限が1年程度のものも多いため、こちらはローリングストックで循環させて管理します。「長期保存用」と「日常備蓄用」を明確に分けて管理すると、無駄なく備蓄を維持できるでしょう。

賞味期限をチェックする日を定期的に定めておくのも有効です。

ポイント3. 命に関わるものは専門店から購入する

コストを抑えることは必要ですが、命や健康に直結するアイテムについては、品質を最優先に選びましょう。

たとえば、懐中電灯やモバイルバッテリー、簡易トイレなどは、100円ショップの安価なもので済ませると、耐久性や性能に不安が残る場合があります。「すぐに電池が切れる」「吸水力が足りない」などのトラブルは、災害時のストレスをさらに増やす原因になりかねません。

そのため、これらの重要アイテムは、ホームセンターや家電量販店、防災専門店で信頼できるメーカーの製品を購入することをおすすめします。

グッズの購入とあわせて進めたい自宅の防災対策3選

チェックリスト

防災グッズを揃えるだけで安心してしまうのは早計です。防災グッズは地震の揺れが収まったあと役立つためです。まずは命を守るため、以下の安全対策を進めましょう。

  1. 家具の転倒・落下防止対策をする
  2. 家族で避難場所や安否確認方法を決める
  3. 感震ブレーカーを設置する

これらはグッズ購入と並行して、週末などを利用して実践するのをおすすめします。

【あわせて読みたい】地震の備えは何が必要?家の安全対策から備蓄までチェックリストつきで解説!

対策1. 家具の転倒・落下防止対策をする

地震対策例

自宅でできる防災対策として、家具の転倒・落下防止対策をしましょう。

地震による負傷の原因の多くは、家具の転倒や落下物によるものです。寝室やリビングなど、長時間過ごす部屋にある家具は、優先的に固定しましょう。

L字金具で壁にネジ止めするのが最も強固ですが、難しい場合はつっぱり棒と粘着マットを併用するだけでも効果があります。

また、寝ている場所に家具が倒れてこないように、配置を見直すことも有効です。避難経路となる廊下や玄関には、なるべくものを置かないように整理しましょう。

対策2. 家族で避難場所や安否確認方法を決める

家族で避難場所や安否確認方法を決めておくことも大切です。

災害は家族が一緒にいるときに起きるとは限りません。お互いが別々の場所にいるときに被災した場合、どこで合流するか、どうやって連絡を取るかを事前に決めておく必要があります。

災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を練習したり、LINEなどのSNS以外に連絡手段がないか確認したりしておきましょう。避難場所も「小学校」だけでなく、「校庭のジャングルジムの前」など具体的に決めておくと、混乱した状況でもスムーズに家族と合流できます。

対策3. 感震ブレーカーを設置する

大地震の際に発生しやすい「通電火災」を防ぐために、揺れを感知して自動的に電気を遮断する「感震ブレーカー」の設置を検討しましょう。通電火災とは、停電から電気が復旧した際に、倒れた電気ストーブや破損した配線などから発火して起こる火災のことです。

感震ブレーカーは本格的な工事が必要なものから、コンセントに差し込むだけの簡易タイプまであります。不在時に家が燃えるリスクを減らすため、導入を検討してみましょう。

【あわせて読みたい】感震ブレーカーとは?設置する必要性や種類・注意点も詳しく解説

【アンケート】大地震の備えで感じた後悔

実際に被災した方々の声は、私たちの防災対策を見直すうえで参考になります。ここでは、過去に震災を経験した方々が「やっておけばよかった」と後悔したことや、「あってよかった」と感じたものの一部を紹介します。

【あわせて読みたい】【被災者の体験談】困ったこと・役立つ防災グッズ・後悔したことを紹介

1. 「こうしておけばよかった…」と感じた備えの後悔

多くの方が口にする後悔として、「水をもっと用意しておけばよかった」という声があります。給水車が来るまでに数日かかる場合もあり、トイレや手洗いのための生活用水が圧倒的に不足しやすいためです。

また、「モバイルバッテリーの充電が切れていた」「ラジオを持っていなかったため情報が入らなかった」という声も多いです。

さらに、現金(特に小銭)の用意がなく、停電で電子マネーが使えずに買い物ができなかったというケースも見られます。デジタルに頼りすぎない”アナログの備え”の必要性を痛感する意見が目立ちます。

2. 「これがあって助かった!」と感じたもの

逆に役立ったものとして挙げられるのが、水を使わない「ドライシャンプー」や「体拭きシート」などの衛生用品です。お風呂に入れない期間が続くと精神的なストレスが溜まりやすくなりますが、体を清潔に保てるだけで気分が落ち着きます。

また、「カセットコンロ」があると温かい食事がとれ、不安が和らいだという声も多いです。

さらに、停電時の明かりとして「ヘッドライト」が両手を使えて便利だった、という意見も参考になります。こうした”生活の質を維持するアイテム”が、心の支えになることがわかるでしょう。

防災グッズに関するよくある質問

クエスチョン

最後に、防災グッズの準備でよくある疑問に答えます。準備する量や保管場所について、あらかじめ基準を把握しておくと迷いがなくなるでしょう。

防災グッズは何日分用意しておいたらよい?

最低でも3日分、できれば1週間分程度の備蓄が推奨されています。

災害発生直後の3日間は人命救助が優先され、支援物資が届かない可能性があります。そのため、自力で生活を維持するための食料と水が必要です。

特に水は「1人1日3リットル」を目安に用意しましょう。4人家族であれば、3日分で36リットル(2リットルペットボトル約18本)が必要です。保管スペースが許す限り、多めに備えておくほうが安心です。

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防災グッズはどこに置けばよい?

防災グッズは、「複数の場所に分散して保管する」のが基本です。

まず、緊急避難用のリュックは、玄関や寝室など、すぐに持ち出せる場所に置きましょう。一方、自宅避難用の大量の水や食料は、キッチンや納戸、床下収納などに保管します。

さらに、2階建ての場合は1階と2階に分けて置くと、家屋が倒壊して一方が取り出せなくても、もう一方で最低限の対応ができます。

車を持っている場合は、車載用の防災ボックスを用意するのも有効です。

防災グッズをどこで買うか決めて災害に備えよう!

防災グッズは、ネット通販やホームセンター、100円ショップなどを賢く使い分けることで、時間もコストも無駄なく揃えられます。

まずはネット通販でベースとなるセットを購入し、週末にホームセンターや100円ショップで不足分を補うのが効率的な方法です。そして、買っただけで満足せず、家具の固定や感震ブレーカーの設置などの自宅の安全対策も合わせて進めましょう。

「いつか」ではなく、まずは今週末から、少しずつ準備を進めてみてはいかがでしょうか。準備の際は、ぜひこの記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。