防災アプリは、災害時に正確な情報を得るために役立つツールです。地震や台風などの発生状況をいち早く把握できるため、冷静な判断や早めの避難行動につなげることができます。さらに、家族の安否確認や避難所の場所の確認など、災害時に必要な情報を手に入れられるのも魅力です。
本記事では、防災アプリのおすすめ7選を紹介します。また、利用時の注意点や防災アプリの選び方も詳しく解説します。防災アプリを活用して、災害時に備えを万全にしたい方は、ぜひ最後までお読みください。
- そもそも防災アプリは入れておいたほうがいい?
- 防災アプリの選び方のポイント
- ポイント1.信頼できる情報が得られるか
- ポイント2.必要な機能が揃っているか
- ポイント3.操作がわかりやすく使いやすいか
- ポイント4.使用端末に対応しているか
- ポイント5.オフラインでも使えるか
- おすすめの防災アプリ7選
- 1. Yahoo!防災速報
- 2. NHK ONE ニュース・防災
- 3. ココダヨ
- 4. 特務機関NERV防災
- 5. 防災情報 全国避難所ガイド
- 6. みんなの防災アプリ
- 7. 各都道府県の防災アプリ
- 防災アプリを利用する際の注意点
- 注意点1.定期的に起動して操作に慣れておく
- 注意点2.複数の防災アプリを入れておく
- 注意点3.防災アプリ以外の備えも進める
- 防災アプリに関するよくある質問
- 自治体の防災アプリは入れたほうがいい?
- 無料で使えるおすすめの防災アプリはある?
- 防災アプリを活用して最新情報を確認しよう!
そもそも防災アプリは入れておいたほうがいい?

防災アプリは、災害時に安否確認や情報収集をするために役立つツールです。地震や台風などの災害が起きた際に、SNSなどでは不確かな情報やうわさが広がりやすく、正確な情報を得るのが難しくなります。防災アプリを入れておけば、公的機関から発信される最新情報を素早く確認できて、冷静な判断と行動につなげられます。
また、家族や大切な人の安否確認をスムーズにおこなえる機能を備えたアプリが多いのも特徴です。事前にダウンロードしておくことで、いざというときの安心感が高まります。緊急地震速報や避難情報をプッシュ通知で受け取れるため、状況の変化にも対応しやすくなるでしょう。
防災アプリの選び方のポイント
災害時に本当に役立つアプリを選ぶには、いくつか確認すべきポイントがあります。ここでは、自分に合った防災アプリを見つけるための5つのポイントを紹介します。防災アプリ選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ポイント1.信頼できる情報が得られるか
防災アプリを選ぶ上で最も重要なのは、信頼できる情報源から配信されているかどうかです。気象庁や国土交通省など、公的機関のデータをもとにしているアプリなら、正確で迅速な情報が得られます。
信頼性の高い情報を素早く入手できれば、災害時の行動判断も的確におこなえます。SNSなどでは誤情報やうわさが拡散することもあるため、内容をうのみにせず、公的な情報を確認するようにしましょう。
ポイント2.必要な機能が揃っているか
防災アプリを選ぶ際は、自分や家族にとって必要な機能が備わっているかを確認しましょう。たとえば、家族の位置情報を共有できる機能や、近くの避難所を知らせてくれる機能は、緊急時に大きな助けになります。
アプリごとに搭載されている機能は異なるため、ライフスタイルや家族構成、住んでいる地域の特性に合わせて選ぶことが大切です。どのような機能が使えるかを把握しておけば、災害発生時にスムーズに行動できて、混乱も最小限に抑えられるでしょう。
ポイント3.操作がわかりやすく使いやすいか
防災アプリは、直感的に使いやすいことも重要なポイントです。どんなに機能が豊富でも、操作が複雑だと緊急時に十分活用できません。ボタンの配置や画面の見やすさなど、シンプルで使いやすい設計かを事前にチェックしておくことが大切です。
また、ダウンロードしただけで安心せず、普段から定期的に起動して動作確認をしておきましょう。災害時は焦りや不安から冷静な判断が難しくなるため、基本操作に慣れておくと安心です。
ポイント4.使用端末に対応しているか
防災アプリをダウンロードする際は、自分が使う端末に対応しているかを必ず確認しましょう。iPhone専用アプリやAndroid専用アプリなど、対応環境が異なる場合があります。スマートフォンやタブレットなど普段使う機器に対応していなければ、災害時に情報を取得できません。
また、機種やOSのバージョンが古いと、正常に動作しないこともあります。事前に対応状況をチェックし、最新の状態にアップデートしておくことで、安定して情報を受け取れます。
ポイント5.オフラインでも使えるか
防災アプリは、通信が途絶えても使えるかどうかを確認しておくことが大切です。地震や台風などの災害時には、インターネットや携帯回線が使えなくなることもあります。そのため、オフラインでも避難所やハザードマップを確認できるアプリを選ぶと安心です。
また、事前に地図データや避難情報をダウンロードしておけば、通信状況に左右されず行動できるでしょう。オンライン環境に頼らずに使えるアプリがあれば、災害時でも確実に情報を得られるのでおすすめです。
おすすめの防災アプリ7選
防災アプリは数多くありますが、それぞれ備わっている機能や情報の種類が異なります。ここでは信頼性が高く、多くの方に利用されているおすすめの防災アプリを7つ紹介します。
1. Yahoo!防災速報
「Yahoo!防災速報」は、地震や台風、大雨などの災害情報をリアルタイムで知らせてくれる防災アプリです。発生状況や危険度をいち早く把握できるため、早めの避難や安全確保などの判断に役立ちます。
Yahoo!防災速報の特徴は以下の通りです。
| 特徴 | ・地震、大雨、洪水、火山など14の防災情報に対応している ・災害マップで周辺の災害情報を共有・確認できる ・現在地と国内3地点まで設定できる |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
防災情報を確認できるだけでなく、ユーザー同士で現地の状況を共有できます。自分の地域のリアルな情報を把握したい方や、災害発生時に役立つ情報を知りたい方におすすめです。
2. NHK ONE ニュース・防災
「NHK ONE ニュース・防災」は、災害情報やニュース速報、緊急情報などをまとめて確認できる防災アプリです。あらかじめダウンロードしておけば、災害時でも信頼性の高い情報を手軽にチェックできます。
NHK ONE ニュース・防災の特徴は以下の通りです。
| 特徴 | ・最新のニュースや災害情報をプッシュ通知で受け取れる ・閲覧できるニュースのバリエーションが豊富 ・信頼性の高い情報が手に入る |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
マップ上で雨雲の動きや台風の進路などを視覚的に確認できます。天気予報、防災情報、ニュースをまとめてチェックしたい方におすすめです。
3. ココダヨ
「ココダヨ」は、2〜8名のグループで緊急時の安否確認や位置情報の共有ができる防災アプリです。災害時だけでなく、家族や大切な方を見守る連絡ツールとしても活用できます。
ココダヨの特徴は以下の通りです。
| 特徴 | ・緊急地震速報に連動して位置情報を共有できる ・登録地点の気象情報を確認できる ・現在地から近い避難所を検索できる |
|---|---|
| 料金 | 一部課金が必要 |
警報が発令されると、設定したグループメンバー全員に自動で通知が届き、被災状況をすぐに共有できます。災害時に家族や大切な人と安否確認をスムーズにしたい方や、お子さまのいるご家庭にもおすすめです。
4. 特務機関NERV防災
「特務機関NERV防災」は、地震や台風、大雨、火山噴火など、さまざまな防災情報が得られる防災アプリです。画面に表示された地図をタッチすることで、雨雲の様子や各地の震度などを自由な縮尺で閲覧できます。
特務機関NERV防災の特徴は以下の通りです。
| 特徴 | ・防災気象情報と地図を統合しており、必要な情報がすぐに得られる ・リアルタイムで情報が更新される ・雨雲レーダーや天気予報など、日常生活にも役立つ情報が多い |
|---|---|
| 料金 | 一部課金が必要 |
情報がリアルタイムで更新されるため、災害発生時でも最新の状況をすぐに確認できます。日頃から防災意識を高めたい方や、普段から活用できる防災アプリを探している方にもおすすめです。
5. 防災情報 全国避難所ガイド
「防災情報 全国避難所ガイド」は、現在地周辺の避難所・避難場所を自動検索し、各種ハザードマップを表示する防災アプリです。全国の自治体が定めた15万件以上の避難場所が日々更新されています。
防災情報 全国避難所ガイドの特徴は以下の通りです。
| 特徴 | ・全国避難所データベースを15万件以上収録している ・オフライン時でも一部機能が利用できる ・現在地・避難所から安否登録ができる |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
平常時は自分が住むエリアの気温や降水量、標高、風向風速を確認できます。災害時の避難先を詳しく理解できるアプリを探している方におすすめです。
6. みんなの防災アプリ
「みんなの防災アプリ」は、防災・減災に役立つ4つの機能を搭載した防災アプリです。家族や要支援者の避難状況を確認することにも使えます。
みんなの防災アプリの特徴は以下の通りです。
| 特徴 | ・地域住民同士で避難状況などを確認し合える ・備蓄品の種類ごとに数量や期限、保存場所などの情報を管理できる ・自分が住む地域の防災行政無線放送を文字・音声で確認できる |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
災害への備えをサポートする備蓄品管理や防災計画作成などの機能が充実しています。アプリを使って効率よく防災対策を進めたい方におすすめです。
7. 各都道府県の防災アプリ
各自治体が提供する防災アプリも、地域に特化した情報を得られる便利なツールです。全国向けのアプリでは把握しづらい、地域ごとの避難所情報や防災無線の内容、避難ルート案内などを確認できます。
たとえば、「東京都防災アプリ」や「大阪防災アプリ」では、地図上で避難経路を表示したり、一時滞在施設の情報を得られます。住んでいる地域の防災アプリを入れておけば、自分に必要な情報をすぐに確認でき、状況に応じて行動しやすくなるでしょう。
防災アプリを利用する際の注意点

防災アプリは便利な備えの1つですが、災害時に役立てるためには使い方を理解しておかなければなりません。ここでは、防災アプリを利用する際の注意点を3つ解説します。災害時にアプリをスムーズに活用したい方は、ぜひチェックしてみてください。
注意点1.定期的に起動して操作に慣れておく
防災アプリは、日常的に使い慣れておくことが大切です。災害が起こると気が動転し、普段通りの行動ができなくなることがあります。災害時に初めてアプリを開いても使い方が分からず、必要な情報を見逃してしまうかもしれません。
災害時に確実に活用できるように、平常時から定期的に起動して操作方法を理解しておきましょう。安否確認の仕方や通知の設定など、問題なく使えるかを事前に試しておくと安心です。
注意点2.複数の防災アプリを入れておく
防災アプリは1つに絞らず、複数を入れておくのがおすすめです。アプリによって得意とする情報や機能が異なるため、併用することでより幅広い情報を得ることができます。
たとえば、「NHK ONE ニュース・防災」で全国の速報を確認し、自治体の防災アプリで地域の情報を得るなど、組み合わせて活用するのが効果的です。信頼できる情報を多方面から受け取ることで、より正確な判断ができ、落ち着いた行動につながります。
注意点3.防災アプリ以外の備えも進める
防災アプリを入れておくだけでは、十分な備えとはいえません。災害時に本当に身を守るためには、日頃から以下の準備を整えておくことが大切です。
| 備蓄品の準備 | ・飲料水・食料品は最低3日分 ・懐中電灯、モバイルバッテリー、衣類・下着、救急用品、衛生用品など |
|---|---|
| 避難場所・避難経路の確認 | 自宅や職場、学校から最寄りの避難所までのルートを複数把握しておく |
| 家具類の固定 | 地震による転倒や落下を防ぐため、家具や家電は金具などでしっかり固定する |
| 家族との連絡手段の確認 | 災害時に連絡が取りづらくなることを想定し、集合場所や安否確認の方法を話し合っておく |
これらの基本的な備えをおこなうことで、防災アプリの情報をより効果的に活用できます。地震や台風、洪水など災害別の詳しい対策については、以下の記事も参考にしてください。
【あわせて読みたい】地震の備えは何が必要?家の安全対策から備蓄までチェックリストつきで解説!
【あわせて読みたい】台風に備えておくものチェックリスト!大切なこと・やってはいけないことも解説
防災アプリに関するよくある質問
最後に、防災アプリに関するよくある質問に回答します。無料で使える防災アプリや自治体の防災アプリについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
自治体の防災アプリは入れたほうがいい?
防災対策として、自治体の防災アプリも入れておきましょう。「Yahoo!防災速報」や「NHK ONE ニュース・防災」などの情報に加え、自治体の防災アプリでは自分の地域に特化した防災情報を得られます。
たとえば、「大阪防災アプリ」では一時滞在施設の開設状況や現在地からの避難ルート案内など、地域密着型の機能が充実しています。住んでいる場所によって必要な情報や避難行動は異なるため、全国アプリと併用することがおすすめです。
無料で使えるおすすめの防災アプリはある?
無料で使える防災アプリは多くあります。代表的なアプリは、「Yahoo!防災速報」、「NHK ONE ニュース・防災」、「防災情報 全国避難所ガイド」などです。どのアプリも信頼性が高く、地震や大雨、避難所情報などを手軽に得られるのが魅力です。
災害発生時には停電や通信障害が起き、アプリを新たにダウンロードできないことも考えられます。必要なアプリは事前に入れて、操作確認を済ませておくことが大切です。
防災アプリを活用して最新情報を確認しよう!
防災アプリは、災害時の安否確認や情報収集に役立つツールです。地震や台風などの最新情報をすぐに受け取れるだけでなく、避難所の確認や家族との安否確認にも役立ちます。アプリによって機能や情報源が異なるため、信頼性・機能性・使いやすさを意識して選ぶことが重要です。
また、備蓄の準備や避難経路の確認など、アプリ以外の防災対策も欠かせません。日頃から防災アプリを活用し、災害時に落ち着いて行動できるよう準備を整えておきましょう。




